2008/07/11

自然は じつに浅く埋葬する!

7月7日、思潮社から「安東次男全詩全句集」が刊行された。

俳句から詩へ、詩から風狂の世界へ
激動の時代にきびしい美を点じ
現実から些かも退くことなく
詩の在り処を求めつづけた妥協なき生涯
詩人・安東次男、その比類なき全軌跡

菊判背継上製二重函入り、総頁数784頁/装幀=菊池信義 
定価(本体14,000+税)
折込:中村稔×粟津則雄 吉田健一 森澄雄 吉本隆明 大岡信 吉増剛造


内容は、全詩および全句と、定本に収録されなかった詩篇や、詩集初版時の野間宏や金子光晴らの跋文、あとがき、句集は初版の配列通りにならべて加藤楸邨による跋文、あとがきを含める。さらに、代表的な評論を三篇収録、従来のものを可能なかぎり増補した詳細な年譜と著作目録がつく、とある。