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2024/06/13

フランソワーズ・アルディの訃報、開花数が増える朝顔、そしてクチナシ

昨日は、爽やかな風が吹いた。そして、フランソワーズ・アルディ(1944~2024)の訃報が流れた。それからずっと「Ma Jeunesse Fout le Camp・もう森へなんか行かない──私の青春が逃げていく」を聴いていた。R.I.P.🥀 
 この曲をめぐる記憶については、ここと、ここに書いた。もうずいぶん昔だけれど。


2024.6.12
 あけて今日は曇り空。でも、朝顔はしっかり咲いている。陽の光が強い日はあっけなく萎む花も、薄曇りの日は長いあいだ咲いているのだ。

 数日前は、朝起きて見ると、2輪、3輪だった開花数が、昨日からぐんと増えた。昨日は7つ、今朝は8つも咲いていた。あれ、葉っぱの陰に隠れているのを数えると、もっと多そうだな。(ちゃんと数えると10の花が咲いていた。)

2024.6.13
 比較的早く種を蒔いた植木鉢から先に咲き始めたのだけれど、大きめのプランターも負けていない。絡まる蔓を競って伸ばして、ぐんぐん上の方へ葉群れが広がっていく。午後の強い風に吹かれて、蔓の先は心もとなげにあっちこっち揺れながらも、朝になると、さらに長く伸びている。朝顔は強いなあ。

 そこへ新顔がやってきた。ミニチュアの西洋クチナシだ。ビリー・ホリデイがステージに立つとき、いつも耳のところに差していたというクチナシ。いい香りがする。この季節の華だ。


西洋クチナシ

 ミニチュアだから、葉っぱも花も小ぶり。バス停までの道すがら、いつも前を通る茂みでたくさん花を咲かせるクチナシは、丈もぐんと大きく、花も大ぶり。花が咲き始めると、香りがあたり一面にただよって、遠くからでもすぐにわかる。一瞬、しあわせな気分になる。雨の季節の風物詩。



2020/06/30

くちなし読書

 桐子細工のグラスに西洋クチナシの花を一輪投げこんで、部屋のすみに置いた。梅雨時の湿気の多い曇天をあおぎながら、胸いっぱいにクチナシのかおりを吸い込む。三半規管が気圧の影響を受けて、水平感覚がちょっと危うい。そのくらくら感は家のなかにいるかぎり、まあ、楽しめる程度のものだ。くらくらとクチナシのかおり。

 少し前にいただいたまま机上に積みあげられている本の山から、美しい装丁の一冊を引き出す。カバーをはずしてあるので、表1と表4に文字がない。背中に小さく『小説版 韓国・フェミニズム・日本』(河出書房新社)とあるだけ。そんな装丁がとてもすてき。短篇をひとつ読む。この本の編集責任者、斎藤真理子さんが訳した「追憶虫」──SFっぽいウィルスの話なのに、ちょっと泣かせる優しさがある。本を読んでいるうちに外は冷たい雨になって。

こんな雨の日の東京の午後に詠む。

  名にし負わばマンゴー通りのエスペランサ海をわたって日本語に住む

 コロナはいっこうにおさまる気配を見せない。騒動が始まって、まだ半年だものな。こうして引きこもり読書生活はまだまだ続くんだろう。手元にある歳時記をみると「くちなし読書」という季語もあるし ← 嘘!


2016/12/12

Kama せっけんの至福感

 カナダのヴァンクーヴァー沖にあるソルトスプリング島を出てから、たった 6日間でとどいてしまった。レースのカーテン越しに、Kamaの石けんたちが明るい午後の陽射しをあびている。


包みを開けた直後から室内に漂い出した匂い。その芳香に包まれる至福感。心地よい香りを胸いっぱいに吸い込みながら、カメラのシャッターを押した。この石けんたちとこれから年末年始をすごすのだと思うと、それだけで嬉しい。ゆっくり息を吸い込む。喉と胸がすうっとする。

 やわらかな石けんをカッターで切って、ざらっとした包み紙でくるんで枕元に置いておくと、その香りが心地よい睡眠へと誘ってくれる。快適睡眠は仕事の質をあげるためには、いまや欠かせないものになっているので、この石けんの到着は、まるで一足早くおとずれたクリスマス・プレゼントのよう。

 レモン、ジンジャー、ラヴェンダー、レモングラス、ローズ・ジェラニウム、ユーカリプス、セージ、パチョリ(パクチー、コリアンダー)、オートミール......みんな、Kama soap のすぐれものたちだ。


 最速の便で送ってくれた友人 Rumi さんに心から感謝します!