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2020/02/07

生き延びるか、ローレル

昨秋の台風15号でローレルが倒れた。そして先日、斜めにかしいだその樹木があっけなく切り倒され、細切れにされて持ち去られた。しかたがないのかなあ──でも心は痛むなあ。だって木そのものはまだ生きていたんだから。枝は繁っていたんだから……斜めだったけど。というわけで15年あまりをともに生きた愛しのダフネもこれまで!

 しかし。ここ3ヶ月ほどのあいだに根元から天にむかって新しい芽がのびていたのだ。その一部を植木鉢に移植した。最初は根が伸びるように、たっぷりと水をはったバケツに鉢ごと漬けておいた。植えられた小さな芽は、真冬の寒風にもめげずに、ベランダで太陽の光をもとめて身を伸ばそうと懸命だ。けなげ。

 ブログに載せたローレルの写真をざっとふりかえってみた。わがダフネの歴史。

2008.4
2009.4 
2009.7

2012.8

2014.2
2014.4



2014.4
2019.10
2020.2

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ローズマリーも大きな鉢に移植した。昨年、枝を切って透明なガラス瓶に活けて根出しをし、とりあえず手元にあったちいさなプラスチックの鉢に土といっしょに植え付けておいたローズマリー、そろそろ日差しも暖かくなってきたので、大きな鉢に植え替えた。

  もうすぐ春だからね、じきに暖かくなるからね、きみたちは元気に生き延びておくれ!とささやきかけておく。植物だって、話しかけると喜ぶんだよ、知ってた?

2014/04/16

ローズマリーとローレルの花

今年もローレルの花が咲いた。4月は雨が少ないせいか、ずいぶんたくさん花をつけている。


 接写してみると、十文字に開いた白い四枚の花弁(ガクか?)のなかに、それと交差するようにまた4枚の黄色い小さな花びらが開き、そのまんなかに黄緑色のまるい蕾状のものから白い房が突き出ている。なかなか複雑な構造である。
 いつものように伸びた枝を少し切って、近隣の方々にもらっていただいた。

 ついでにローズマリーの花も切った。花を切る、というより、つんと伸びた枝を途中でバッツリ花ばさみで切るのだけれど、花は枝の途中から下についているので、ローズマリーを花瓶にいけるのはなかなか難しい。もっぱら細い針状の葉を乾燥させて、肉や魚料理に使うのがいいかもしれない。これは野に咲く花として楽しむのがふさわしい。薄い紫色の花の色は半月ほど前に、94歳で他界した母の大好きな色だった。

 今年は冬に雪が降った。積雪の重みでローズマリーの茂みが四方八方に枝を広げて、いささか不格好な形になっている。少し剪定してやるが、なにしろ硬い。花ばさみで何本も切っているうちに、手にあたった部分が赤くなって、痛くなってきた。皮下出血だ。使い慣れない道具をもって、夕暮れ前にそそくさと退場する。

 気がつくと、ずいぶん日が長くなってきた。
 さんざんな3年ではあったけれど、花は今年も咲くのだ。そしてこれからもしばらく、命あるものは生きていくのだ。願わくば、身のまわりの多くの命たちに恥じない生き方をしたいものだ。
 

2012/08/05

豊満な姿のダフネ

湿った空気が、強い夏の光のなかで少しずつ軽くなって、微風が窓から吹き込む。そんな今日の朝は、気温は高くても気持ちがよかった。湿気が大の苦手なわたしには、好ましい東京の夏。

  まぶしい光のなかで、ローレルの木がずいぶん大きくなったことにあらためて気づいた。そこでぱちりと写真を撮った。7年前の春に丈1メートルほどの、根元が二股に分かれた若木を移植したとき、周囲の樹木の陰になってあまり陽があたらなかった。するとそのうちの1本がみるみる丈を伸ばして、てっぺんばかりがひょろりと長い姿になった。ところが、それから数年のあいだに、根元の樹皮を草刈りの刃でやられたもう1本のほうがつぎつぎに脇枝を伸ばして、いまではこんもり茂る樹影を形づくっている。

アポロンに揶揄されたエロスが放った矢のおかげで、アポロンはひたすらダフネを追いかけ、ダフネはひたすらそれから逃げようとする。父である川の神によって、すんでのところで月桂樹に姿を変えたダフネ。というのがギリシア神話の月桂樹にまつわる物語である。以来アポロンはいつも月桂樹を身にまとうことになったとか。

毎年4月にちいさな花をつけ、秋には黒い実もつけるこの月桂樹。いまではまちがいなく豊満なダフネの似姿といってよさそうだ。

2009/07/01

ローレルの実とまさしくん

今年も昨年につづいて、4月にローレルの花が咲きました。

 そしていま、左の写真のような実がなっています。花が咲いていたところから軸が伸びているので、これは、その結実であることが分かります。さて、この後はどうなるのかしら? 楽しみに、日々、観察です。ちなみに、実はぜんぶで3個ついています。

 今月の「水牛だより」にのっていた情報!
 佐藤真紀さんの、生まれたばかりの 赤ちゃんのニュースです。ようこそ ! 「粗末にしてきた国だけど(@藤井貞和)来てくれてありがとう」ということばも「ホントニナ」ですが、とにかく、かわいい!!!
 

2009/04/13

朝の光、ローレルの花

今年もまたローレルの花が咲いた。

 桜、レンギョウ、すみれ、ユキヤナギ、チューリップ、コデマリ、ハナズオウ、と鮮やかな色の花々が咲き乱れる春に、人目につかずにひっそりと咲く、月桂樹の花。
 
 秋のうちから、固い拳のような、ちいさな花蕾を準備し、冬をやりすごして春を待ち、ほかの花々がにぎやかに咲いて散るころ、ゆっくりと開く。
 色も、青磁を思わせる薄い半透明の緑色をさらに薄めたような色あいで、まことに地味。花のまんなかに少し濃い黄緑色の芯がのぞく。幹から交互に伸びる葉の付け根のところに茎を立ちあげ、その先に、いくつかの花が房になって咲く。

 コデマリもハナズオウも、わたしが育った北の土地にはなかった植物。もちろん月桂樹もそう。

 開花の時期が、今年は昨年よりも1週間ほど早い。


撮影:M.M.
 

2008/04/21

ローレルの花

 今年はめずらしくローレル(月桂樹)の花が咲いた。いまの住居に引っ越したのが秋だったので、翌春まで待って移植した。丈がまだ1メートルほどの、根元から二股に分かれた細い木だった。
 そのうちの1本はその翌年の春、円盤のように回転する電動芝刈り機に、根元部分の樹皮をぐるり剥かれてしまい、しばらくしてから葉が黄ばんできて、だんだん枯れていった。樹皮を剥ぎ取られた部分を軽く押すと、ポキリと折れた。いくら太陽と水分の恵みがあっても、維管束部分をやられると生命を維持することはできない。それでも、折れた細い幹の下部からつぎつぎと新芽が出て、いまも上へ上へと伸びている。

 今年花が咲いたのは、無事だったもう1本のほうの幹に伸びた枝だ。すでに2メートル以上の高さになった。移植からちょうど4年目の春、花が咲いたことになる。
 とてもかわいらしい、半透明のちいさな花。花弁が4枚。花のまんなかに黄緑色の、こんもりとした花芯がある。