藤本和子著『イリノイ遠景近景』(ちくま文庫、2022年9月刊)がとどいた!
手前がちくま文庫、後ろが単行本 |
あれは2016年か、2017年ころだったろうか。最初に文庫化された『塩を食う女たち』にあやかって、4人の会を「塩くい会」などと呼んで、あれ以来、酒を飲んでは知恵を出し合ったのだった。
おかげで、藤本和子が80-90年代にこの世に送り出してくれた仕事を、あらためて再確認しながら、文庫にすることができたのは本当に嬉しい。今こそ読まれる本たちなのだから。
今回『イリノイ遠景近景』の解説は岸本さんが書いてくれて、これはもう解説だけ読んでも美味しいのだ。
『ブルースだってただの唄』の解説を斎藤さんが書いたときも、オイラなどは感激に咽び泣きたいくらいだったけれど。
ちくま文庫に入るよう頑張ってくれた編集者の河内卓さんに、深々と頭をさげてお礼もうしあげる。Merci beaucoup!