Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee
2019/11/30
2019/11/02
J・M・クッツェー『続・世界文学論集』
![](https://1.bp.blogspot.com/-mGHThPehq38/Xb09Stss06I/AAAAAAAAIA4/-SFYWt2LrLYkYLEN1Gm-Ay0L96H2v6CGgCLcBGAsYHQ/s200/RIMG1350.jpg)
🎉🎉🎉🎉🎉 ‼️
「モラルの物語を紡いできた作家は最高の読み手でもある」という帯のことばがいい。
とにかくクッツェー歴30年の身としては、クッツェーの本が日本語で出ることが嬉しい。おまけにこれはより抜きのエッセイ・アンソロジーだから、クッツェーという作家が小説の書き手であるだけではなく「読み」の名手であることも堪能できる。
![](https://1.bp.blogspot.com/-Yw9HMG8gNRM/Xb09VuKjVfI/AAAAAAAAIA8/_abto2FUIdIRVELtgt7XqwJArM00pqbagCLcBGAsYHQ/s200/EHsD45MUEAAGX_Y.jpg)
なかでも文人とはまったくいいがたいヘンドリック・ヴィットボーイが書いた「ヴィットボーイの日記」が入っているのが嬉しい。去年のいまごろこのブログでも3回に分けて論じたけれど、『ダスクランズ』で作家デビューしたクッツェーが晩年のエッセイ集にこの文章を入れた理由は、作家クッツェーの仕事を考える上で不可欠だ。
![](https://1.bp.blogspot.com/-S8sLMmWmSFM/Xb09kEo4FrI/AAAAAAAAIBI/nD_OXsLOKfg3LRxMqgKYiMhmHPGvjKDeACLcBGAsYHQ/s200/uchdW3QP.jpg)
![](https://1.bp.blogspot.com/-xuar4WSZIsc/Xb09Y6rKOUI/AAAAAAAAIBA/fcZ-JcJtCSklw61gak8fwCNU9K3RRVy0gCLcBGAsYHQ/s200/RIMG1349.jpg)
とにもかくにも、非常に幅広く、深く「思考してきた人」ならではの文章が、正・続ならぶと壮観です。
追記:ここまで書いて、ラグビーのワールドカップで南アフリカが3度目の優勝をしたことを知った。🎉🎉🎉 ひさしぶりに「コシシケレリ・アフリカ」を聞いた。😂
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