「現代詩手帖 9月号 安東次男、その風狂の精神」に書きました。
初めて安東次男という詩人に出会ったときの記憶や、句集『裏山』に収められた、
蜩といふ名の裏山をいつも持つ
という句をめぐるエピソードなど、短いけれど気を入れて書きました。
2008/08/26
2008/08/25
映画「Disgrace/恥辱」のシナリオライターが受賞
J.M.クッツェーの小説『Disgrace/恥辱』がジョン・マルコヴィッチの主演で映画化され、来月、トロント映画祭で初めて上映されることになったのは、前にも書きました。
そのシナリオを書いたアナ=マリア・モンティセッリ(写真)が、オーストラリア作家組合が主催する、小説作品のベスト映画化賞を受賞しました。
クッツェーがこの小説の映画化権をだれに許可するか、ハリウッドを中心に何度もプランが浮上しては消えましたが、それは作家自身がスクリプトを読んで、許諾を出す権利をもっていたからです。最終的にオーケーが出たのは、もと女優でモデルのアナ=マリア・モンティセッリのものだったというのが面白い。彼女がスクリプトを書くのは2度目だそうです。
決めてはオリジナル作品をゆがめないこと、テーマはもちろん細やかなニュアンスをスクリーンできちんと再現すること、だったとか。でも、映画は最後の部分を少しだけアレンジしてあり、クッツェー自身もそれを許諾したと伝えられています。さて、どんなふうに変わっているのか、楽しみです。
監督は夫のスティーヴ・ジェイコブズ。主演はジョン・マルコヴィッチ、ルーシー役はジェシカ・ヘインズ。ペトルス役が、コンゴの悲劇的英雄パトリス・ルムンバを描いた映画『ルムンバ』のエリック・エブアニです。
映画はトロント映画祭でプレミア上映されたあと、9月にオーストラリアで封切られる予定。
*この項のタイトルをクリックすると、The Sydney Morning Herald の記事へ行けます。
そのシナリオを書いたアナ=マリア・モンティセッリ(写真)が、オーストラリア作家組合が主催する、小説作品のベスト映画化賞を受賞しました。
クッツェーがこの小説の映画化権をだれに許可するか、ハリウッドを中心に何度もプランが浮上しては消えましたが、それは作家自身がスクリプトを読んで、許諾を出す権利をもっていたからです。最終的にオーケーが出たのは、もと女優でモデルのアナ=マリア・モンティセッリのものだったというのが面白い。彼女がスクリプトを書くのは2度目だそうです。
決めてはオリジナル作品をゆがめないこと、テーマはもちろん細やかなニュアンスをスクリーンできちんと再現すること、だったとか。でも、映画は最後の部分を少しだけアレンジしてあり、クッツェー自身もそれを許諾したと伝えられています。さて、どんなふうに変わっているのか、楽しみです。
監督は夫のスティーヴ・ジェイコブズ。主演はジョン・マルコヴィッチ、ルーシー役はジェシカ・ヘインズ。ペトルス役が、コンゴの悲劇的英雄パトリス・ルムンバを描いた映画『ルムンバ』のエリック・エブアニです。
映画はトロント映画祭でプレミア上映されたあと、9月にオーストラリアで封切られる予定。
*この項のタイトルをクリックすると、The Sydney Morning Herald の記事へ行けます。
2008/08/23
2008/08/19
2008/08/18
「ボードレールと日本」(上)──鏡のなかのボードレール、補遺1
わが師、安東次男にもボードレールについて書いた文章がいくつかあった、と思い出して、著作集をひもときました。ありました。 1967年に「ボードレールと日本」と題した文章が発表されています。ボードレールが日本でどのように読まれてきたかを示す例として、とても面白い内容なので、補遺として2回に分けて紹介します。
************
この投稿は、拙著『鏡のなかのボードレール』におさめられることになりました。
************
この投稿は、拙著『鏡のなかのボードレール』におさめられることになりました。
2008/08/16
2008/08/13
登録:
投稿 (Atom)