Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2011/11/27

ドバイ空港──ケープタウン日記、番外編(1)

11月25日午後5時すぎ(日本時間)に成田に着いた。帰りのフライトは、ケープタウンからドバイまでは比較的座席の広い機種で快適に過ごしたが、ドバイから成田まではまたまた狭い座席。ドバイの乗り換え時間の1.5時間は、薄暗いシャトルバスに乗っているか(この時間がじつに長く感じられた)、手荷物を引いて延々と迷路のような空港内を移動するだけで終わった。

 ドバイ空港はとにかく広い。300くらいゲート数があって(もっとかな?)、目的のゲートまで標識にしたがってひたすら歩き、ひたすらエスカレーターを昇ったり降りたりしなければならないのだ。「充実したお買い物ができますよ」なんて旅行会社の人はいっていたけれど、とてもそんな時間も余裕もないし、ブランド品がならぶ、きらきらしい免税店にはほとんど興味がわかないから、それはいいんだけれど──それにしても、この空港、聞きしに勝る「きらきら」であったなあ! アラブ首長国連邦のドバイ空港には、ぴかぴかモールのクリスマスツリーまで飾ってあった。ああ、パーガン・クリスマス、である。

 ようやく乗り継ぎ便のゲートにたどりついたら即刻、ボーディング。時刻は南アフリカ時間でもうすぐ真夜中、ドバイ時間で午前1時半。眠いけれど眠れない、という時間をやりすごし、機内食を一回パスして、耳栓をして仮眠。この長時間飛行がなければ、もう一度いきたいケープタウンなのだが・・・。

 さて、備忘録がわりに書いてきたケープタウン日記、限られた時間内に「記録」を目的として書いたため、書き残した細部がたくさん、たくさんある。忘れないうちにそれを少しずつ、思い出しながら、これから書いていきたいと思う。

 写真は、時間的余裕のあった行きのフライトで撮影したドバイ空港。