2026/10/31

高橋悠治さんのピアノで波多野睦美さんが歌う「歌の水系」


あっというまに10月も終わりに近づいた。急に寒くなった。

 29日午後は市ヶ谷まで出かけた。ルーテル市ヶ谷ホールで開かれたマチネ・コンサート、高橋悠治さんのピアノで波多野睦美さんが歌う「歌の水系」を聴いてきたのだ。

 よかった。ひさしぶりのコンサート。長時間、緊張感がつづくと身体がハレーションを起こす厄介な年齢にになって、コンサートはやや遠ざかっていたけれど、会場はゆったりした雰囲気で、前半30分、休憩15分をはさんで後半も30分という、無理のない時間配分が絶妙だった。

 プログラムは

 フランツ・シューベルト、ハンス・アイスラー、高橋悠治の曲がそれぞれ4曲、2曲、3曲と演奏された。詳しくはここで。

 アンコールに「冬の旅」から一曲、最後に森崎和江の詩「旅ゆくところ」から。

    生まれたところ そこがふるさと

    などとわたしにいえるはずもない

    そこはあなたのふるさと

 この詩がしみた。もちろん高橋悠治の曲だ。


ステージ右奥のパイプオルガン
 今年こそは! と早くにチケットを予約しておき、夏はしっかり休んで、秋から始動と決めていたのだ。
 9月から再開したデスクワーク、長めの解説を2本書きあげたところでコンサート! という予定をたてた。

 会場のルーテル市ヶ谷ホールはピアノと歌をゆったり楽しむにはとてもいい感じだった。でもどういうわけか、ステージ右奥にあるパイプオルガンの装飾(3本の蝋燭をはさんで、向かって左上方に月と星、右上方に太陽)に目が行って仕方がなかった。その手前に天井から吊るされた鉄製の彫刻?がまた不思議。十字架を何本も変形させて合体させたような、、、
 
 高橋悠治さんのピアノと波多野睦美さんの歌、何年ぶりだろ? 代々木上原のムジカーザで開かれた高橋悠治さん80歳誕生日記念コンサート以来かもしれない。ということは8年前か。それについては以前ここに書いた。ちょうど日経新聞にコラムを書いていたときだった。懐かし!
 ずいぶん間があいてしまったものだ。2020年1月から2023年5月まで続いた「コロナ」恨めしである。

 やっぱり生の演奏って本当にいいな。🧡