Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2016/12/07

冬の針葉樹

師も走るという12月になって1週間。ここ数年、12月は大晦日までほとんど休みなく仕事をして、年が明けてもまたすぐにPCに向かう暮らしだった。

 今年こそは年末年始はゆっくりとすごしたいと思いながら、毎年のようにそれがかなわないまま年越しをしてきた。でも、今年は久しぶりに、本当にゆっくりできそうだ。
 昨日、ずっと温めてきたアディーチェの翻訳原稿を編集部に送って、これで年内の「締め切り仕事」はいちおう終わり。ふうっと一息。

 そこで懐かしい冬景色の写真を2枚。道路の両脇に雪をかぶっている針葉樹の高さや遠くの山の険しさから、これは北海道ではないな、と見抜く人もいるだろうか。そう。これはカナダのBCの写真、友人のブライアン・スモールショーさんから拝借したものなのだ。
 Muchas gracias, Brian!

 12月に一息入れるには、こういう写真をじっとながめて、雪けむりのなかにいる時間が、わたしにとっていちばんしっくりくるようだ。