Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2010/06/10

バーバラ・キングソルヴァーがオレンジ賞受賞!

このところ更新が続きますが、書かずにはいられないニュースです! 

 アメリカのベストセラー作家、バーバラ・キングソルヴァーがオレンジ賞を受賞しました。受賞作「The Lacuna」は9年ぶりの作品で、メキシコとアメリカの歴史が絡んでくる作品のようです。出たのは知っていましたが、忙しさにまぎれてまだ読んでいません/涙。

日本でもすでに3つの作品が訳されています。すべて訳が出たときすぐに買い求めて読みました。

『野菜畑のインディアン』が1994年10月、『天国の豚』上下巻が翌11月と、たてつづけに早川書房から出たのですが(いずれも真野裕明訳)、その後の訳書は2001年の『ポイズンウッドバイブル』(永井喜久子訳、DHC)まで待たなければなりませんでした。

『ポイズンウッドバイブル』は現在のコンゴ民主共和国を舞台にした手に汗握る大作で、読みはじめたら途中でやめられなくなる面白さ。ニューヨークタイムズの書評欄で、長期にわたって1位を続けた作品でもあります。時事通信に書評を書き、以前このブログにもアップしました。キングソルヴァーのこれまでの代表作です。

 この受賞は、なんだか、すごく嬉しいなあ。