E. Costello : I believe in what does not need to believe in me.──J. M. Coetzee

2009/01/13

アミラ・ハス──砲火と農地、ノーマンズランドに閉じ込められたガザ住民

ハアレツ紙/Last update - 08:07 13/01/2009
アミラ・ハス

砲火と農地、ノーマンズランドに閉じ込められたガザ住民

ガザ地区の周辺にある農業地域のなかで、多くのパレスチナ人が──いったい何人いるかは不明──イスラエル軍陣地に取り囲まれた小さな飛び地に、閉じ込められている。その飛び地を離れようとする者を、兵士は無差別に銃撃する、と彼らはいった。

彼らは、この地区にイスラエル軍が侵攻したとき、逃げることができなかったか、家に留まることにした人たちだ。しかし、親戚や、近くの町や村から、これほど長期間、切り離されるとはまったく思わなかっただろう。

そんな飛び地から断片的に入ってくる報告は、包囲されたパレスチナ人が次第に水、医療品、食料の窮乏に苦しめられていることを示している。少なくともジャバリヤの東にある飛び地には、薬が切れてしまったガン患者が1人いることを、ハアレツ紙は知っている。別の飛び地では、そこから糖尿病の患者と高齢者を避難させる試みが失敗に終わった。そこを離れようとする者を、飛び地を取り囲むイスラエル軍部隊が無差別に銃撃するのだ。

外部から完全に断ち切られ、ほかの飛び地とも、数キロ先の親戚との連絡も、まったく途絶えてしまった人たちもいる。たとえばベイト・ラヒアの北、シーファでは、ある包囲された地区の家屋に住む1人の女性とその息子が生きているのか、死んでしまったのか、親戚も隣人も知る手段がまったくない。彼らの要請によって、ハアレツ紙は、HaMoked(個人の権利防衛センター)と他のイスラエル人権団体に助けを依頼した。

HaMokedは包囲された人々の幾人かと連絡をとり、イスラエル軍と調整して、シーファに閉じ込められている約120人に食料の配達を手配しようとした。

日曜日にごくわずかな備品、医薬品、食料が配達されたが、イスラエル軍の一時的な砲撃停止が終わったため、配達は途中で中断された。

イスラエル軍は、閉じ込められた人たちの親戚に、ロバの引く荷車で品物を運ぶよう強要した。

配達を急ぐため、家族はもう1台の荷車を馬に引かせるよう、イスラエル軍と話をつけた。ところが、荷車がトラックに近づいたとき、兵士たちが馬を銃撃して、殺したという。

イスラエル軍の砲弾によって怪我をした、高齢の女性2人と4人の子どもを含む約20人のアル=アイディ家の人たちは、この週末に家から避難した──砲撃を受けてから1週間もすぎていた。彼らが怪我をした翌日、「赤十字」と「人権のための医師団」が病院へ避難させようとしたが、できなかったのだ。

一週間たち、ようやく救急の努力が実を結んだとき、救急車はガザ市の南東にある彼らの家に近づくことができなかった。家がイスラエル軍の陣地と銃撃目標のあいだにあるためだ。彼らは約2キロの道を歩かなければならなかった。

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