緊急用の発電機さえ動かない
ハアレツ紙/Last update - 01:37 05/01/2009
アミラ・ハス
殺到するおびただしい数の負傷者に加え、ガザの病院はあらたな問題に直面している。唯一の電力源である発電機の燃料がもうすぐ尽きてしまうのだ。
ガザ地区の多くでは、ガザ市も含めて、土曜の夜から停電が続き、イスラエルの地上攻撃によって電力の主力ラインが破壊されてしまった。イスラエルからガザのいくつかの地域に引き込まれていた、他の6本のラインも破壊された。
エジプトからラファ地域に電力を送り込んでいたラインもまた、イスラエルの攻撃によって破壊され、ガザの発電所は燃料がないため、12月30日以来ずっと閉鎖されたままだ。各病院は自家発電に完全に依存している。
これはまた別の問題をもたらしている。ノンストップ使用によって負担がかかり、発電機が故障しやすくなっているのだ。しかし、故障が起きてもそれを修復する手段がない。修理用の部品がないからだ。イスラエルがそういった部品をガザ地区に持ち込むことを禁止して、すでに2年になる。
ガザ市のシーファ病院の病院長、ハセン・カラフ医師が、昨日、非営利組織「アクセス」に語ったところでは、赤十字と世界保健機関に対して燃料輸送についてイスラエルと調整することを要請したという。しかし、現在まで、彼の請願は実を結んでいない。
そのうえ、発電機の発電能力が弱まり、病院内の酸素テントを十分機能させることができなくなっている。患者の生命が危険にさらされているのだ。
【転送・転載 歓迎】