クッツェーとオースターの往復書簡集『Here and Now』を訳していて「ソフィスト」ということばの意味について考えた。
「ソフィスト」とは、ソクラテスがこてんぱんに論破した古代ギリシャの「詭弁家」だとずっと理解していた。ここから sophistication=詭弁、世慣れ、屁理屈、こじつけ、偽物、という意味が派生したのは納得できるけれど、どうして「洗練された高度の素養」が出てくるのか・・・???
辺境に生きてきたわたしには理解できない。
Faber & Faber のペーパーバックが予定より早く出版されたみたいです。この「予定」というのも、よくわからないもののひとつだけれど・・・。