Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2012/06/14

ワークショップで話をします──獨協大学で

お知らせです。今月26日に獨協大学の「英語学専攻ワークショップ」で話をすることになりました。

「アフリカ」文学とSingle Storyの危険性

日時 | 2012-06-26  15:00 ~ 16:30
場所 | A-504教室
講師 | くぼたのぞみ 氏 (詩人・翻訳家)
対象 | 大学院生、本学学生
主催 | 外国語学研究科英語学専攻

講師紹介:翻訳対象の作品には南アフリカ出身のノーベル文学賞作家、J・M・クッツェーの「鉄の時代」、「マイケル・K」、「少年時代」や、南アフリカ出身でボツワナへ出国した作家ベッシー・ヘッドの短編集、ナイジェリア出身のチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの短編集など、アフリカから発信される文学が多い。また、メキシコ系アメリカ人作家サンドラ・シスネロス、ハイチ系アメリカ人作家エドウィージ・ダンティカ、カリブ海のグアドループ出身の作家マリーズ・コンデなど、国境、言語、民族といった境界を越え、往還する作家も手がける。新刊『明日は遠すぎて』(河出書房新社)(2012年3月)


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 翻訳の楽しさ、アフリカから出てくる文学の面白さなど、これまでやってきた仕事を中心に、獨協大学教授の上野直子さんとの対話形式で話をします。

 基本、インプロビゼーションでやりますが、記憶に新しいアディーチェの新作短編集『明日は遠すぎて』はもちろん、訳了したばかりのウィカムの『デイヴィッドの物語』や、翻訳中のクッツェーの自伝的三部作の最終巻「Summertime」などなどについて、さらにはクッツェーの伝記をめぐる裏話も飛び出すかもしれません。

タイトルは招いてくださった上野直子さんがつけてくれました。学外の人も聴講できるそうです。お時間のある方、ぜひ、のぞいてみてください。

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