忘年会たけなわ、でしょうか。
この時期、巷の喧噪から離れてはや数年ですが、今年は特別。
2011年は、あらゆる意味で、終わらない年です。終わり得ない年です。これからも、ずっと、ずっと続く年です。
憂さは晴らしましょう。お酒を飲んで、わいわいしゃべって、血流よくして元気になる。これは必要なことです。
でも、忘れない。それが最良の報復。
だって、なにも終わっていないんだもの。なにも収束なんかしていないんだもの。どんどん拡散して、どんどん一気に打つ手がなくなって、どんどん、なかったことにしたい人たちが大手をふって歩きそうなんだもの。そのあと、いったい誰が血を流して苦しむの?
東電は解体!
それしかありません。理由はこちらを読めばよくわかります→メルトダウンを防げなかった本当の理由
すこしだけ引用します。
「分野ごとに閉鎖的な村をつくって情報を統制し、規制を固定化して上下関係のネットワークを築きあげる。その上下関係のネットワークが人々を窒息させる。イノベーションを求め、村を越境して分野を越えた水平関係のネットワークをつくろうとする者は、もう村に戻れない。それが日本の病だ。」
村生まれのわたしとしては、もう村に戻れない、というところが本当にガツンときます。
でも、戻らないで、砂嵐のなかに立っていると、やっぱりひとりで立っている人と出会うことがある。これが奇跡、これが喜び、これが宝。連帯はそこからはじまる。ひとりで立たないと見つからないものってあるんだ。「絆」なんていって愛しすぎないこと、それが大切なときだってあるんだよ。
(写真は「喜望峰」の絶壁下)