今日の午後は渋谷のサラヴァ東京で「ことばのポトラック vol.3」が開かれました。出演者がそれぞれ充実したパフォーマンスを披露。わたしも参加できたことは、とてもラッキーだったと思います。
言語と言語のあいだを行ったり来たりしながら生きている、それが今回登場した人たちの共通項です。ちなみに今日、作品のなかに登場した言語をあげると、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語、セルビア語、台湾語、中国語、日本語。すべてこの日本という土地に暮らしながら今日の出演者が使っている言語です。
3月27日の第一回の緊張感とはまたひと味違って、少し余裕も感じられ、ことばのあいだをゆら〜りゆらり、ことばのすきまをする〜りするり、真摯でありながらも、そんな自在な感じが出ていたのではないかと思います。
発表内容はやはり、3月11日の震災と原発事故を、遠く近く、めぐりめぐられ、多彩なアプローチが展開されました。力のこもった、豊かなことばをもちよってくださった方々に、心から感謝します。ご来場くださった方々に深くお礼もうしあげます。
ステージのようすはいずれ、東京FMの番組で放送され、映像はYOUTUBE にアップされる予定です。また、書籍としてまとめる計画もあるようです。お楽しみに。以下に今日の出演者を再録しておきます。
「ことばのポトラック vol.3」
総合司会:大竹昭子
第一部(司会:くぼたのぞみ)
管啓次郎
温又柔
清岡智比古
レナ・ジュンタ
関口裕昭
デビット・ゾペティ
(休憩15分)
第二部(司会:管啓次郎)
高橋ブランカ
ヴァルデマル・サンチアゴ
南映子
旦敬介
くぼたのぞみ
港大尋
(敬称略)
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付記:入場料から経費を差し引いた残額、および無料出演者が提供した著訳書の売り上げはすべて、震災現場が求めている書籍を送る活動を支援するために使われることになっています。