2011/07/17

昨日は暑い池袋に一瞬のオアシス──ミニ・ポトラック

昨日は池袋ジュンク堂で、大竹昭子さんの「カタリココとわたし」​展のイベントとして「ミニ・ことばのポトラック」に参加しました​。

 森山大道さんと大竹さんのトークのあと、まずわたしが「雪の記憶」「岬をまわり、橋をわたる」という詩を二篇読みました。それから東直子さんが心にしみ​る短歌を詠み、管啓次郎さんがAYUOさんの笛とアイリッシュハ​ープの演奏を交えながら、ソノラ砂漠の時間をガラスの器にきゅっ​と盛りつけたような物語を楽しませてくれました。それから吟遊詩人のようなAYUOさんの詩と歌。暑い午後の池袋に​、一瞬のオアシスが出現! でした。

 とても面白い組み合わせの展示で、「ことばのポトラックvol.1」に出演したみなさんが推薦する3冊、というコーナーもあって、わたしはジュノ・ディアス『オスカー・ワオの凄まじく短い人生』と佐野洋子『わたしが妹だったとき』、そしてクッツェーの『鉄の時代』をならべてもらっています。(写真右下)