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森山大道さんと大竹さんのトークのあと、まずわたしが「雪の記憶」「岬をまわり、橋をわたる」という詩を二篇読みました。それから東直子さんが心にしみる短歌を詠み、管啓次郎さんがAYUOさんの笛とアイリッシュハープの演奏を交えながら、ソノラ砂漠の時間をガラスの器にきゅっと盛りつけたような物語を楽しませてくれました。それから吟遊詩人のようなAYUOさんの詩と歌。暑い午後の池袋に、一瞬のオアシスが出現! でした。
とても面白い組み合わせの展示で、「ことばのポトラックvol.1」に出演したみなさんが推薦する3冊、というコーナーもあって、わたしはジュノ・ディアス『オスカー・ワオの凄まじく短い人生』と佐野洋子『わたしが妹だったとき』、そしてクッツェーの『鉄の時代』をならべてもらっています。(写真右下)