いま訳しているゾーイ・ウィカムの『デイヴィッドの物語』には、南アフリカ原産の植物がいくつも出てくる。ガーデニングの花の名前はあまり得意じゃないので、どの程度日本に浸透しているのか、判断にいつも迷う。
以前はナマクワ・デイジーについて書いたけれど、この物語でナマクワランドに移り住んだ人たちが民族の紋章としているのが「Kanniedood aloe/カニドード・アロエ」だ。アフリカーンス語の kanniedood は英語では can't die という意味だそうだ。不死。
写真を見ると、葉っぱにトゲトゲがいっぱいついている。半砂漠地帯のような渇いたカルーの土地にしっかり根をおろした植物のようだ。しかし、この植物、じつは日本の花屋さんでもよく見る園芸植物で、「千代田錦」という立派な和名がついている。
さあ、どうしよう? 訳文に「グリクワの民族文様としてテーブルクロスに刺繍された千代田錦」とやると「ん???」となりそうだよねえ。やっぱりここはカニドード・アロエかな。和名を使うとしても、せめて、チヨダニシキだろうなあ。悩む。
今日はまた別の植物名に出くわした。blue-beaked strelitzias。青い嘴をもったストレリチア。ところが調べてみると、またまたこれにも立派な和名がついている。「極楽鳥(花or科)」である。青い嘴、の名のとおり、鋭い針のような棘がある。
これも、和名を使うなら「ゴクラクチョウカ」だろうなあ。でも、これはストレリチア、ストレチアとそのまま使うことも多いらしい。ホッ!
以前はナマクワ・デイジーについて書いたけれど、この物語でナマクワランドに移り住んだ人たちが民族の紋章としているのが「Kanniedood aloe/カニドード・アロエ」だ。アフリカーンス語の kanniedood は英語では can't die という意味だそうだ。不死。
写真を見ると、葉っぱにトゲトゲがいっぱいついている。半砂漠地帯のような渇いたカルーの土地にしっかり根をおろした植物のようだ。しかし、この植物、じつは日本の花屋さんでもよく見る園芸植物で、「千代田錦」という立派な和名がついている。
さあ、どうしよう? 訳文に「グリクワの民族文様としてテーブルクロスに刺繍された千代田錦」とやると「ん???」となりそうだよねえ。やっぱりここはカニドード・アロエかな。和名を使うとしても、せめて、チヨダニシキだろうなあ。悩む。
今日はまた別の植物名に出くわした。blue-beaked strelitzias。青い嘴をもったストレリチア。ところが調べてみると、またまたこれにも立派な和名がついている。「極楽鳥(花or科)」である。青い嘴、の名のとおり、鋭い針のような棘がある。
これも、和名を使うなら「ゴクラクチョウカ」だろうなあ。でも、これはストレリチア、ストレチアとそのまま使うことも多いらしい。ホッ!