Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2018/12/29

アディーチェ:ネルソン・マンデラ没後5周年の基調講演

12月6日、UNISA(南アフリカ大学)で開かれたネルソン・マンデラ没後5周年記念イベントで、基調講演をするチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの動画がありました。グラサ・マシェル(故ネルソン・マンデラ大統領夫人)さんと爆笑する写真も……。


グラサ・マシェルと
彼女が初めて南アを訪れたのは、解放後10年といってますから2004年ですね。そのときは「レインボー・ネーション」というスローガンを見て、アパルトヘイトという過去の暴力がそんなにすんなり平和に移行するのかとても疑問だったと正直に述べています。むべなるかな。
 その後もう一度訪れて、それから10数年たって今回、その間にナイジェリアと南アフリカの外交関係などあって……。
 アディーチェがおなじアフリカ大陸にある国とそこに住む人たちについて、それぞれに違いながら共通する歴史について語っています。これからどんな作品を発表していくのか、本当に楽しみ!

ジャブロ・ンデベレ、グラサ・マシェルと
この10年のアディーチェの活躍ぶりは目を見張ります。『半分のぼった黄色い太陽』がオレンジ賞を受賞したのが2006年(あれ、2007年だったかな?)。2009年に短編集『なにかが首のまわりで』を出して、2013年に『アメリカーナ』で大ヒット。2016年には We Should All Be Feminists(『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』)でさらにブレイクでした。

  12月初旬にアディーチェが南アフリカへ行く、というニュースは知っていたのですが、あれこれ気にかかることがあって、ぼんやりしてしまい、ようやく今日リンクを貼ります。
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2019.1.7 ──この記事についてはネルソン・マンデラ・ファウンデーションに詳細な報告があります。ついでに動画も埋め込んじゃおう!