今日はフランツ・ペーター・シューベルトの誕生日だとMさんに教えてもらって、そうか、と膝をたたいて郵便ポストまで行くと、届いていたCD。
25日に高橋悠治+波多野睦美のシューベルトの「冬の旅」を聴いて以来、ドイツ語の音に引っ張られつづけている。YOUTUBEに飽き足らず、ついにCDを購入。
『冬の旅』
ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウ:歌
ジェラルド・ムーア:ピアノ
中学時代に聴いたコンビだ。録音は1972年3月、ベルリン、とあるから、最初に聴いた音源よりはかなりあとのテイクだ。1972年の冬は札幌オリンピックのアルバイトなどをしていたころで、クラシック音楽からかなり離れていた。
いま後ろで鳴っている。飽きない。計算しつくされたパフォーマンス。ディースカウは1925年5月生まれだから、彼が46歳のときの録音か。
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いまにしてみれば、31歳など青年に近い。当然、このプロフィールは31歳以前のものだ。だからだろうか、あえておじさん臭を抜いた、左の、先日のコンサートに使われていたイケメン風のスケッチにはにやりとなった。まるでどこぞのアニメに出てきそうな顔ではないか(笑)。
自分の家をもたず、妻を娶ることもなく、天才シューベルトは31歳で病死した。だが、友人にだけは恵まれていたと聞く。
この「天才」という概念を生み出した「西欧ロマン主義」まっただなかの、暗い時代に、シューベルトは生きた人だった。
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後記(2016.2.2):上の若者のプロフィールはどうやらシューベルトではないらしい、ということがここでわかった。詳しくはこちらで。
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後記(2016.2.2):上の若者のプロフィールはどうやらシューベルトではないらしい、ということがここでわかった。詳しくはこちらで。