Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2015/09/01

ついに、J・M・クッツェー賞ができた!──いや短編コンクールでした

チリに、J・M・クッツェーの名前を冠した文学賞ができたらしい。受賞者は3人の予定で、9月11日に第一回の授賞式。

記事はスペイン語なので大意からの報告です。

 賞金はそれぞれ100ペソ、70ペソ、50ペソで、スポンサーはロ・バルナチェア地方(commune)とアングロ・アメリカン。
 そのあと彼はアルゼンチンのブエノスアイレスへ行って、南アフリカ出身のゾーイ・ウィカム、南ア在住のアイヴァン・ヴラディスラヴィッチとともにサンマルティン大学で、第二回目の文学講座を開講です。「南の文学」の形成をめざして。

*****
追記:スペイン語の専門家Yさんからのコメント:

「賞金は10万、7万、5万ペソです」と教えてもらいました。今朝になって調べてみると、アルゼンチンペソは1ペソ=約13円と知って、計算すると、上記の額はあんまり少ないんで驚き(笑)。すみません、訂正します。
 また、これはチリのカトリック大学建築学部が催す「都市と言葉」という催し(集中講義?)で、彼は講演をし、それに合わせて短編コンクールを開催、ということで、永続的な文学賞ではないみたいです。

 やっぱり、Google翻訳だけでは情報の確かさは危険がいっぱい! Yさん、Muchas gracias!

*******
再追記:今後、J・M・クッツェーの活動を追いかけるには、スペイン語、ドイツ語、オランダ語などの記事がちゃんと読める人のヘルプが絶対に必要になってきた。ヨーロッパの旧植民地だった南半球の英語圏以外のところへ彼は活動を広げている。人間以外、つまり動物の世界へはすでにぐんと広げているし。