その12冊とは? 記事にあがっているのは7人の作家の名前だけですが、おそらくホーソーンは『緋文字』、ベケットは『ワット』、フロベールは『ボヴァリー夫人』、クライストは『O侯爵夫人』で、カフカ、ヴァルザー、ムージル、とドイツ語圏の作家の名前があがっています。12人ですから、残り5人にはドストエフスキーなども含まれるのでしょうか。興味津々です。もちろん各巻にはクッツェー自身の序文がつくとか。ツアーはその後、ブカラマンガの大学、それからブックフェア、と続くようで、続報を待ちたいところです。
それにしても、この数年のスペイン語圏へのクッツェーの熱の入れようは凄いな。作品にもそれは出ているけれど。