「神奈川大学評論 76号」が出ました。「特集 アフリカの光と影」です。今朝届いた雑誌を見ると、書き手がなかなかすごい。
わたしはJ・M・クッツェーの「ニートフェルローレン」と、ブッカー賞最終候補になって話題を呼んだノヴァイオレット・ブラワヨの「ブダペストやっつけに」(ブッカー賞候補作の第一章にあたります)を訳しました。
その前書きとして「複数のアフリカ、あるいはアフリカ「出身」の作家たち」というエッセイも書きましたので、ぜひ!
目次を見ると、おお! 瞠目すべき、おなじみの名前がずらりです。マンデラ解放時に一大イベントを開いた旧称「マンデラハウス」のオーナー、勝俣誠さんの名がまず目に飛び込んできました。
ほかにも、カテブ・ヤシンの詩を鵜戸くんが訳している! 1988年からANC東京事務所の専従を務め、南アフリカに長期滞在して活躍していた津山直子さんもエッセイを書いている! アフリカ文学研究者である福島富士男さんがソマリア出身の作家、ヌルディン・ファラの作品について論じている! アフリカと人類学の関係についてはケニア社会に詳しい子馬徹さんが書き、アフロブラジル文化につとに詳しい旦敬介さんが、大西洋間で19世紀に頻繁に往来のあった奴隷海岸(ナイジェリアやベナンなど)とブラジルはバイーアのやりとりについて、具体的な資料をあげながら詳述している(写真もあり)。ゾーイ・ウィカムの『デイヴィッドの物語』の書評が中村和恵さんというのも嬉しい。
わたしはJ・M・クッツェーの「ニートフェルローレン」と、ブッカー賞最終候補になって話題を呼んだノヴァイオレット・ブラワヨの「ブダペストやっつけに」(ブッカー賞候補作の第一章にあたります)を訳しました。
その前書きとして「複数のアフリカ、あるいはアフリカ「出身」の作家たち」というエッセイも書きましたので、ぜひ!
目次を見ると、おお! 瞠目すべき、おなじみの名前がずらりです。マンデラ解放時に一大イベントを開いた旧称「マンデラハウス」のオーナー、勝俣誠さんの名がまず目に飛び込んできました。
ほかにも、カテブ・ヤシンの詩を鵜戸くんが訳している! 1988年からANC東京事務所の専従を務め、南アフリカに長期滞在して活躍していた津山直子さんもエッセイを書いている! アフリカ文学研究者である福島富士男さんがソマリア出身の作家、ヌルディン・ファラの作品について論じている! アフリカと人類学の関係についてはケニア社会に詳しい子馬徹さんが書き、アフロブラジル文化につとに詳しい旦敬介さんが、大西洋間で19世紀に頻繁に往来のあった奴隷海岸(ナイジェリアやベナンなど)とブラジルはバイーアのやりとりについて、具体的な資料をあげながら詳述している(写真もあり)。ゾーイ・ウィカムの『デイヴィッドの物語』の書評が中村和恵さんというのも嬉しい。
ビニャヴァンガ・ワイナイナのエッセイ「アフリカのことをどう書くか」は、残念ながら次号掲載になりました。(版権の問題をクリアするためにあれこれやっているうちに、時間切れになってしまったのです。)雑誌「Granta」に掲載されて議論を呼んだあの刺激的な文章を紹介するのが、もう少し先になってしまったのは悔しいですが、来年3月には晴れて読んでいただけると思いますので、、、ご期待ください/涙。