
国内難民/inner refugee という言葉をこのとき初めて知ったけれど、いま、福島から避難している人たちは、それまで住んでいた場所に住めなくなるという意味で、まさに国内難民にちがいない!
なつかしい名前、手紙、侃々諤々の論争になったポストカード、20年以上も前の写真は自分の顔もまったく別人のように思える。町田で開かれた会のあとのダンスパーティで、当時のナイジェリア大使とその夫人(じつに美しい人だった)が踊っている写真もあった。いっしょに連れていった末の娘はまだ小学生になったばかり。

日本反アパルトヘイト委員会が、ネルソン・マンデラをはじめとする獄中にある政治囚(とりわけ子どもたち)の解放をもとめ、不名誉きわまりない「名誉白人」を返上したいと、連帯の思いを込めて「WEEKLY MAIL」に出した意見広告も出てきた。南アフリカで検閲制度とたたかいながら情報を掲載していた週刊新聞、日付は1988年7月15-21日。メッセージのあとに、賛同者の名前をアルファベットでつづっていく形式だ。
さまざまな記憶がよみがえるなかでCDをかけた。Putumayo Presents ACOUSTIC AFRICA (2006)、2年半ほど前にここでも触れたけれど、雨の日に部屋にこもって聴くのもいいな、とあらためて思う。