今月は、璃葉さんの深い藍色が美しい絵入りの「光の束」、佐藤真紀さんがヨルダンから書く「六月のデモクラシー」、はっとする藤井貞和さんの「<緑泥石>詩学」、どこから湧き出るのか不思議なことばを紡ぐ管啓次郎さんの「犬狼詩集」、さらにはアリスを訳す決意を表明する若き翻訳家の大久保ゆうさん、などなど総勢16人の書き手たちの、響き交わすことばたちがめじろおしです。
そして最後を飾る高橋悠治さんの「掠れ書き」はもう幽玄の境地に近く・・・うっとり! 編集長、八巻美恵さんの編集月報「
水牛だより」もまた、いつもながらスパイシーでおいしい。