つぎの日曜日、3月11日はいろんなところで、いろんな催しが予定されています。デモに行く人、開催する人、福島まで行く人、銀河鉄道の朗読会など、本当にさまざま。
東京の今年の寒さがちょっとこたえる身としては、スタジオイワトを選びました。藤井貞和さんの『東歌篇━異なる声 独吟千句』をリレー朗読する会です。
「3.11を真正面から受け止め、リアルタイムでひとりうたいつづけた藤井貞和の・・・」とちらしにもあるように・・・
詳しくはこちらへ 藤井貞和さんは「水牛」でご一緒させていただいている、大先輩の詩人です。今回、参加させていただくことにした大きな理由のひとつは、藤井貞和という詩人が奈良に生まれて育ったということです。この詩人の日本語感覚、これが不思議なまでに面白い、というか、彼が生み出す日本語の詩は、北海道の片田舎に生まれ育ったわたしのような人間には、もう、ほとんど異言語空間に近い。この感覚をもう少しあらわにしてみたいと思ったからです、自分なりに。
日本語の「中心」はどこにあるか? という問いとも重なります。from provincial life ということとも。
さて、当日、どうなるか。異郷感覚で朗読する旧植民地=北海道出身者の言語は、どうなるか? 自分でも、どきどき、いやいや、すごく楽しみです。