嬉しいニュースだ。さきほど芥川賞と直木賞の発表があった。
芥川賞は、小野正嗣さんの『九年前の祈り』
直木賞は、西加奈子さんの『サラバ!』
おめでとうございます。そうだったらいいなあ、と思っていたので、あまりにもその希望通りになったので、ちょっと驚き! 嬉しい! お祝いがてらに、勝手ながら、クッツェーやアディーチェがらみのエピソードを少しご披露させていただこう。
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昨年の6月、ノリッジの文学祭を訪れた小野さんは、参加者の一人だった J・M・クッツェーと会って、話をしたとか。小野さんの『ヒア・アンド・ナウ』の書評を英訳してクッツェーさんに送ったら、「彼と会ったことはよく覚えています。ポールにこの書評を転送しました」と返事が来たところだった。(もうひとつ、ぐっと深くまで読み込んだ、力のこもった書評を書いてくれたのが、あの、都甲幸治さんだった! 西加奈子さんとの対談イベントに行けなかったことは、返す返すも残念!)