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最貧国、最貧国、とメディアはくり返し流します。たしかにハイチは貧しいかもしれない。でも、それは1804年に黒人国家として世界で初めて独立した、そのつけ(フランス人が奴隷を所有できなくなった賠償金)を宗主国フランスに長いあいだ(100年間だそうです!)、払いつづけてきた結果でもあることは忘れられがちです。
近年にいたっては、6年前に独立200周年を祝った直後、ブッシュ政権のアメリカが、旧宗主国フランスと手を組んで仕掛けた(といっていい)クーデタによって、ハイチ国民によって民主的選挙で選ばれたアリスティド大統領が、中央アフリカへ拉致されるように連れ去られたことの詳細は、あまり知られていないかもしれません。(アリスティド大統領は、先の賠償金をフランスに返還要求しようとした。)
2007年の情報ですが、大手メディアには流れなかった情報があります。2004年のクーデターの詳細と、その後の現地情勢を調査したランダル・ロビンソンが、そのときの詳細をレポートしています。これはいまから見ても、一読、一見にあたいします。
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