Kosmopolis 「今日の詩。近現代の伝統と語られることば」
昨年秋にバルセロナで開かれた KOSMOPOLISのサイトに「今日の詩。近現代の伝統と語られることば」というイントロがありました。うっかり見過ごしていましたが、ある方にご指摘いただいたこともあり、ここに訳出いたします。
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近現代の伝統を追いかける詩は、読者層の危機のみならず、テーマと美学上の危機に見舞われ、その形式が不毛で時代遅れになったのだろうかという疑問が生まれている。と同時に、ヒップポップのようなジャンル、さらには、語られることばとサウンド・ポエトリーが、オーラルな詩をふたたび活性化させ、新たな語りの形式とパワフルな社会的意義を取り込んでいる。
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Participants: John Giorno, Pierre Joris, Eduard Escoffet, Gonzalo Escarpa, Enric Casasses, Perejaume, Krzysztof Czyzewski i Chris Keulemans. Lydia Lunch (photo Marc Viaplana) Jorge Riechmann (photo Natividad Corral) i Bartomeu Ferrando (photo Chua Chye Teck) といった、サイト内にあらわれる詩人の名前を、私は寡聞にしてひとりも知りません。
これもまた、現在の自分の立ち位置の、ある面をあらわしているのかもしれない、と思いました。じつに、17年ぶりに、詩の世界へもどりつつあります。完全「浦島状態」です。でも、思わぬ発見もあって、なかなか面白いものがあります。