Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2019/08/27

今日も眼鏡をふいている──無事に終了

25日に下北沢のB&Bで、斎藤真理子さんとしゃべりにしゃべったイベント、「今日も眼鏡をふいている──翻訳・移民・フェミニズム」、無事に終わりました。

 きてくださった方々、本当にどうもありがとうございました。たくさんの方がメモをとりながら熱心に耳を傾けてくださっているのが分かりました。あとで質問がたくさんくるなと予想していたのに、私たちの話が(予想どおり!)あっちこっちに跳びまくり、いっこうに終わる気配がなく、会場からの質問時間がとても短くなってしまいました。ごめんなさい! 本当に残念です。

Cool!──H・バルメスさんより
真理子さんは「真理」の子で、わたしは「希望」の子だということに、あらためて気づきました。フェイク情報と無論理のことばが有毒ガスのように充満する世界で、時代遅れといわれようとなんだろうと、きっぱり気合の入った名前に力をこめたくなります。だから。またやります! 

 💐 真理と希望のエンドレス・トーク!😅


 当日は「翻訳」にからんで、案の定クッツェーをめぐる話が出ましたが、クッツェーの翻訳論について、ドイツ語版のWaiting for the Barbarians の改訳がどういういきさつで出ることになったか、今朝クッツェーの意見をコピペして twitter にアップしたら、なんと、ドイツ語版を出すフィッシャー社のハンス・バルメスさんがそれをリツイート、やりとりの最後にこんな写真 ↑ を送ってくれました。

 今年3月にオーストリアのハイデンライヒシュタインで開かれた文学祭「霧のなかの文学」でのジョン・クッツェーさん。黒いT-シャツの胸にひらがなで「こんにちは」と刺繍がしてある。これにはびっくり! ここに記録として残しておきます。「こんにちは」T-シャツを着たジョン・クッツェーさんです。Cool!──とは、この写真についていたバルメスさんのことば😆!