自分のブログでお知らせするのをすっかり忘れていました(汗)。
11月9日(木)の毎日新聞夕刊にインタビュー記事が載りました。
J・M・クッツェーの衝撃のデビュー作『ダスクランズ』の新訳が9月に発売になり、それをめぐる話ですが、クッツェーのことになると、とりとめもなくあっちこっちへ話が飛んで、とまらなくなる訳者の話をきちっとまとめてくれたのは、記者の鶴谷真氏です。Muchas gracias!
記事はネットでも読めます。
『ダスクランズ』、じわじわ動いています。そしてまた、新たな作業がはじまりました。
11.9 毎日新聞夕刊 |
読者を試す真実の曖昧さ
クッツェー第一作を新訳
J・M・クッツェーの衝撃のデビュー作『ダスクランズ』の新訳が9月に発売になり、それをめぐる話ですが、クッツェーのことになると、とりとめもなくあっちこっちへ話が飛んで、とまらなくなる訳者の話をきちっとまとめてくれたのは、記者の鶴谷真氏です。Muchas gracias!
記事はネットでも読めます。
『ダスクランズ』、じわじわ動いています。そしてまた、新たな作業がはじまりました。
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追記:『ダスクランズ』の帯について、備忘のために、あらためてここに記しておきます。
<暴力の甘美と地獄を描く、驚愕のデビュー作>
ヴェトナム戦争期の米国と、植民地期の南部アフリカ
男たちは未来永劫、この闇を抱え続けるのか
帯の部分は基本的に編集者の領分ですが、今回は訳者もあらかじめ相談を受けて意見や対案などを出し、その結果が今回の帯になりました。
ある男性読者から「男たちは未来永劫、この闇を抱え続けるのか」というところに強いジェンダー・バイアスがかかっている、とご意見をいただきました。でも、この部分は訳者が考えたわけではなく、若い編集者Aさんの考案によるもので、訳者としては、鋭い、優れた切り込みだと感じていることをお伝えしておきます。そしてAさんは女性ではありませんので、誤解しないでくささいね。⭐️