先日、コロンビアのボゴタで開かれたブックフェアに参加したJMクッツェーが、市内の書店をまわる動画がアップされています(と書いたら、詳しい方がこれはブックフェアの会場です、と指摘してくださいました。さすが! Muchas gracias!)。ならべられた本の説明を受けたり、偶然そこにいあわせたファンといっしょに写真を撮ったり、本にサインをしたり。アルゼンチンのほかにも、毎年のように訪ねているコロンビアを、クッツェーはとても気に入っているようです。このクッツェーの姿からは、英語圏ではなくスペイン語圏のアメリカスに親しみをおぼえているのが伝わってきますね。
それにしても、ベストを脱いだシャツの背中に、バンドエイドみたいなものが貼られているのは何? だれかがどさくさに紛れて貼ったのかな? なんだか、ニヤリとなりました。
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2017.5.6付記──ボゴタのフェアでクッツェーが読んだのは The Glass Abattoir という短編で、エリザベス・コステロと息子のジョンが登場。動物を屠殺するためのガラス張りの食肉処理場を作ったらいい、人間が動物になにをしているか知るために、という話のようです。それについてのレポートが「The Bogota Post」に載りました。エマ・ニューベリーという人が記事を書いています。でもそのサイトの写真は今年の写真じゃないですね!(調べるとこの写真のクレジットは、 EPA/Mauricio Duenas Castaneda!)
3年前の写真でした。今年の写真をあげておきます。ほら、背景もクッツェーのネクタイの色も全然ちがう!「ボゴタ・ポスト」の記事はファクトチェックが不完全ですねっ!