クッツェーの『Youth/青年時代』をほぼ訳了した。これで『Boyhood/少年時代』(1997)、『青年時代』(2002)、『Summertime/サマータイム』(2009)と続いた三冊のメモワールすべてが日本語になって訳者のPCに入っていることになった。400字詰めにして約1500枚。ふうっ!
まだ見直し作業や編集作業が残っているので、読者の方々の手元に届くのは来年になるけれど、いつもながら作業上のこの区切りに差しかかると、大きな深呼吸をしたくなる。
今年の梅雨は空梅雨だろうか、あまり雨が降らない。野菜や果物、もちろんお米もちょっと心配だけれど、湿気が苦手のわたしとしては、じつはかなり過ごしやすい。
思えば、1999年に『少年時代』の訳をみすず書房から出し、2年後の5月には『Youth』のコピー原稿が手元にとどき、それからさらに2009年3月にはメールで送られてきた『Summertime』の原稿を読み、2011年秋には三部作が一巻としてまとめられて、いまにいたる。
このあいだに著者クッツェー氏が3度も来日し、訳者はケープタウンと内陸のヴスターまで出かけて、とじつにさまざまな展開があった。ようやく本になるのだ。もう一度、深々と息を吸い込み、ゆっくりと息を吐く。
まだ見直し作業や編集作業が残っているので、読者の方々の手元に届くのは来年になるけれど、いつもながら作業上のこの区切りに差しかかると、大きな深呼吸をしたくなる。
今年の梅雨は空梅雨だろうか、あまり雨が降らない。野菜や果物、もちろんお米もちょっと心配だけれど、湿気が苦手のわたしとしては、じつはかなり過ごしやすい。
思えば、1999年に『少年時代』の訳をみすず書房から出し、2年後の5月には『Youth』のコピー原稿が手元にとどき、それからさらに2009年3月にはメールで送られてきた『Summertime』の原稿を読み、2011年秋には三部作が一巻としてまとめられて、いまにいたる。
このあいだに著者クッツェー氏が3度も来日し、訳者はケープタウンと内陸のヴスターまで出かけて、とじつにさまざまな展開があった。ようやく本になるのだ。もう一度、深々と息を吸い込み、ゆっくりと息を吐く。