2009/11/09

第3回ファラフィナ・ワークショップ

今年もまた、ナイジェリアのラゴスで9月下旬、10日間の「ファラフィナ・ワークショップ」が開かれた。このワークショップは、2004年に雑誌「ファラフィナ」を創刊したムフタル・バカラと作家チママンダ・ンゴズィ・アディーチェが設立したNPO「ファラフィナ・トラスト」が、作家を育てるために毎年開いてきたもの。

今年で3度目を迎えるこのワークショップ、申し込み者のなかから参加者をしぼりこみ、期間中は泊まり込みで徹底討論するという。参加経費はすべてスポンサーが提供。今年からそのスポンサーが変わった。昨年までのフィデリティ銀行から「ナイジェリア・ブルーワリー」というビール会社にバトンタッチされ、むこう3年間はこの会社が受け持つという。ちなみに出版社を起こして、アディーチェの第一作『パープル・ハイビスカス』のナイジェリア独自版を出版したムフタル・バカラは、なんと元銀行マン。

写真はワークショップ最終日にラグーン・レストランで開かれたリーディングの夕べのようす。5人のファシリテイターは、左からチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(ナイジェリア)、ビンヤヴァンガ・ワイナイナ(ケニア)、ジャッキー・ケイ(英)、ドリーン・バインガーナ(ウガンダ)、ネイサン・イングランダー(米)。

photo:©Abiodun Omotoso

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