2018/04/27

よみがえる『マンゴー通り、ときどきさよなら』by サンドラ・シスネロス

サンドラ・シスネロスの『マンゴー通り、ときどきさよなら』が、白水社のUブックスに入ることになりました。この本については、ちょうど2年前にここに書きました。

 長いあいだ古書しかない状態だったのが、ついにリニューアルされて書店の棚にならびます。5月18日発売です。あら、もう1カ月を切っているんですね。

 帯には金原瑞人さんのことばが! Merci!
 そして解説は、温又柔さん! Gracias!
 そして、そして表紙の絵は沢田としきさん💦!!

 帯のことばを見て、ああ、この本の舞台になったシカゴにあるマンゴー通りの暮らしは、ちょうど半世紀ほど前のことだったのか、としみじみしてしまいました。そう、半世紀前のサンドラにしてエスペランサの暮らしが、生き生きとよみがえったのです。この日本で。

 訳者も、ちょうど半世紀前に北海道から東京へ、移民ならぬ移動をしてきました。なんだかこれは、とても偶然の一致とは思えない。エスペランサと訳者の名前の重なりもまた。

 みなさん、マンゴー通りのエスペランサを、どうぞよろしく!