エスペランサの部屋
esperanza's room by Nozomi Kubota
2024/06/13
フランソワーズ・アルディの訃報、開花数が増える朝顔、そしてクチナシ
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昨日は、爽やかな風が吹いた。そして、フランソワーズ・アルディ(1944~2024)の訃報が流れた。それからずっと「Ma Jeunesse Fout le Camp・もう森へなんか行かない──私の青春が逃げていく」を聴いていた。R.I.P.🥀 この曲をめぐる記憶については、 ...
2024/06/08
晴れた朝、おおぶりの朝顔が一輪咲いた
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日の出が早くなってきた。 生き物の端くれである身も、だんだん早く目が覚めるようになって、曙光さすベランダに出ると、おおぶりの朝顔が一輪、予想通り咲いていた。初咲きよりも二番手がしっかりと大きい。 思えば、実の部分をいただく野菜や果物もそうだった。トマトなどは二番手がいちばん...
2024/06/05
今年初めての朝顔が咲いた
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鳥の声で目が覚めた。ベランダの窓を開けると、ちらり。薄い赤紫の色が見える。 朝顔の花が咲いた。おなじ植木鉢に、2輪。あっちとこっちを向いて咲いている。3年ぶりの朝顔の花、種子のままじっと植木鉢の土のなかで時間をやりすごし、ようやく帰ってきた花たち、たぶん4月に蒔いた種子から。...
2024/05/26
ことばの杭としての記憶──海外文学の森へ 81
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東京新聞「海外文学の森へ 81」に書いた、ハン・ガン『別れを告げない』(斎藤真理子訳、白水社)をアップします。多くの人に読んでもらいたい文章だから。 原稿を送ってから、数日後にゲラが送られてきて、手を入れるための時間は数日あったけれど、結局、赤字はひとつも入らなかった。そんな...
2024/05/21
幻視者の文学、ハン・ガン『別れを告げない』斎藤真理子訳について
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ハン・ガン『別れを告げない』斎藤真理子訳(白水社) について、東京新聞のコラム「海外文学の森へ 81」に書きました。今日5月21日夕刊に掲載されています。 ****** これは「幻視者(ヴィジョネール)の文学」ではないか、というのが筆者の見立てだ。ヴィジョネールの作家・詩人...
2024/05/10
朝顔はいま──ローズマリーもぐんぐん育って
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ずいぶん間が空いてしまった。 4月2日に蒔いた朝顔はいくつも芽を出し、双葉を広げ、本葉も大きくなってきた。今日は5月10日だから、38日ぶりか。そろそろ蔓を絡ませるための支柱を立ててやらなくちゃな。 ローズマリーは、伸びてきた芽を何度か剪定したので(もちろん料理に使った)、...
2024/04/02
ローズマリーを大きめのポットに移して、朝顔の種を蒔いた
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風が吹いて、陽射しの強い4月。「四月の魚=エイプリル・フール」も終わり、今日は2日。 暮れに、水を入れたグラスにローズマリーの枝を漬けておいた。たっぷり根が出たものを植木鉢に移植した。太くて鮮やかな緑の、大ぶりの葉を出して、ぐんぐん育ってきたローズマリー。このままでは、間違い...
2024/03/21
プラド美術館で語るJ・M・クッツェー、マリアナ・ディモプロスとの対話
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昨年7月末にプラド美術館で開催された、ジョン・クッツェーとマリアナ・ディモプロスの対話の英語版(当初のバージョンはスペイン語の同時通訳がかぶさっていた)があった。 ここ半年は『その国の奥で』の翻訳などに忙しく、フォローが遅くなったけれど、ここに 備忘のためにシェアしておく。 ...
2024/03/13
中村佑子「冬の日の連想」⇨ 置き去りにしたものに青い硬質な光があたる
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「me and you little magazine」というウェブマガジンがある。そこに中村佑子の連載「 午前3時のソリチュード 」(編集は河出書房新社の谷口愛さん)がぽつぽつとアップされる。これが面白い。 この連載は、ことばがひたひたと迫ってくる小さな波のようで、穏やかな...
2024/03/07
アブドゥルラザク・グルナ『楽園』(白水社)の書評とエッセイ
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忘れないうちに記録しておきます。 少し前になりますが、 2月17日付日経新聞朝刊 にアブドゥルラザク・グルナの本邦初訳『楽園』(粟飯原文子訳、白水社)の書評を書きました。(左の写真は、白水社のXのTLから拝借。) 東京新聞のリレーコラム「海外文学の森へ」にも、エッセイ風にこの『...
2024/02/29
JMクッツェー『その国の奥で』の訳稿、あとがき、送った!
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全部、ファイルで送って、今日から春です。 🌸🌸🌸 昨日、散歩してたら、花壇の🌷も芽をだしていた。 🌷🌷🌷🌷🌷🌷 早咲きの沈丁花もちらほら咲いて 窓から見える緋寒桜にヒヨドリがたくさん飛んでくる。 閏きさらぎ最後の日。 今年は冬が長かった(主観)、そんなに寒く...
2024/02/19
「アイドルを探せ」と青いラメのセーター
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5年前に「 水牛のように 」にこんな文章を寄せていた。すっかり忘れていたけれど、母が逝ってもうすぐ10年になるので、ここに再度アップしておきたい。 ********************************** 難破船にヴァルタン(星人?) いや、じつはヴァルタン星人の話...
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