エスペランサの部屋

               esperanza's room by Nozomi Kubota

2026/01/29

コレット・ドゥブレ淡彩画展を観に神保町まで行ってきた

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 寒さの底を冷たい指が撫でる1月末です。  ネット上にあふれる「気分はどれもこれもダウナー情報」に、自室にこもっていると精神衛生上よくないと思って、仕事に区切りをつけて出かけた。神保町へ。すずらん通りへ。  まず文房具の老舗ミヤタで、入り口付近に並べてあった猫の絵の「こびんせん」...
2026/01/01

新年おめでとうございます

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今年もよろしくお願いします。  いったい何が待っているのやら、あたりを見まわしても、希望がもてそうなことが、残念ながら少ない。でも、まがりなりにも、ことばを吐く人間が、「絶望」なんて、恥ずかしくて口にはできない。  諦めずに日々を迎えることに希望があるとしたら、みずから光を発して...
2025/12/27

ハン・ガン『光と糸』を読みはじめた

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冬は大切な時間をはこんでくる。 窓を開けると鼻につんとくる冷気、遠く林の向こうに沈む夕日。  ハン・ガンの『光と糸』を読みはじめた。  これは読むタイミングを選ばなきゃいけない本だと、手にしたときから思っていた。だから、しばらく机の上に積まれていた。書物の置かれた場所が、時おり光...
2025/12/25

本が2冊いっぺんに届いたんだよ、メリー・クリスマス! 

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 今日はクリスマス!  幼いころは両親や兄といっしょに教会へ行ったクリスマス。   父が山奥から、雪まみれの大きな木を掘り出してきて、大樽に生けて部屋の隅に置いた🎄  50年代の田舎には大きな植木鉢は滅多に手に入らなかったんだろうな。その木の 枝に綿をの せて、キラキラの星やモ...
2025/12/13

Dusklands『ダスクランズ』のカバーにクッツェーが使おうとした写真

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 これも記録のために書いておく。 写真1  昨年2024年はJ・M・クッツェーが最初の小説『ダスクランズ』を発表してから50年にあたる年で、ケープタウンとアデレードで相次いで記念のコンフェランスが開催された。  4月18-19日にまずウェスタンケープ大学で開かれたコンフェランスの...
2025/12/04

マッチョなアフリカに「愛はくる」か?⎯で秋は終わる

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 11月1日、世田谷文学館で「マッチョなアフリカに「愛はくる」か?」という、我ながらどこから湧いてきたんだろ? と思うようなタイトルで話をした。記録のため書いておきたい。  5回の連続講座で共通のテーマが「愛」。ええっ? そういうのめっちゃ苦手なんだなあ、と一瞬思ったけれど、他の...
2025/11/18

すてきな本がとどいた⎯『翔びたつ女たち コレット・ドゥブレ淡彩画集』

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ふらりと散歩に出ると目に飛び込んでくる、赤、紅、橙、黄、浅緑、深緑、濃茶など、あざやかに色づく樹木たち。今年は紅葉がじつに美しい。目から胸に、その奥に、深々と染みる色たち。そして今日、すてきな本がとどいた。 『翔びたつ女たち コレット・ドゥブレ淡彩画集 』 美しい。予告がでたと...
2025/09/20

亀のような読書時間、山羊のように紙を食べて

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  昨日でおしまい──だろうか? 9月に入って少し暑さが遠のいた感じもしたけれど、昨日まではまた酷暑と同じ気温。35度とか36度とか。天気予報によれば、これからもまだ日中30度超えの日がちらほらありそうだから、ほんとに終わるのは月末か──去年はどうだったかな? と記録を引っ張り出...
2025/08/17

去り行く夏を惜しむ、惜しまない──朝顔の大きな葉が黄色くなって

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  仕事机に向かうと、左手の窓ごしに、朝顔の葉が作るすだれが見える。風に揺れる葉むれが、疲れた目を休めてくれる。今年は本当によく茂って、光の透かし模様が楽しめた。 8月17日の葉むれ  最初にいくつか芽を出した植木鉢を、ずっと陽のあたる場所に置いておいた。すると、数は少ないけれど...
2025/07/26

掌篇小説『憧れの火ともる昭和』: 東京新聞

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東京新聞の「月刊掌篇小説」のページに『憧れの火ともる昭和』が掲載されました。短い「手のひら」サイズの小説です。フィクションの衣をつけてさらりと揚げましたが、素材の鮮度は保証します。掲載は7月25日夕刊ですが、一部の地域では翌26日の朝刊。書いた時期は今年5月から6月にかけてです。...
2025/07/13

朝顔すだれと『水脈を聴く男』の書評

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今年も朝顔のすだれです。葉っぱの密度がすごい! 1週間ほど前の写真とくらべてみてください。あれから大きな葉がぐんぐん広がり、何度も束になってベランダの天井を突き抜けたいとばかりに伸びました。そこで束ごとくるっと旋回させて下へさげたり、横へ向けたり。 ←するとこんな感じになりました...
2025/07/06

ことしの朝顔などなど

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東京は今夜から熱帯夜が始まりそうな気配だ。まだ七夕さえ過ぎてないのに。 2025.7.6  さて、ベランダの朝顔は? というと、2つの植木鉢は大きな花をいくつも咲かせている。でも、なぜかプランターから伸びたつるに花がつかない。葉っぱをもりもり茂らせながら、つるはどんどん上へ伸びて...
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Nozomi Kubota :くぼたのぞみ
Tokyo, Japan
translator/poet 翻訳家/詩人 北海道生まれ。Born in Hokkaido.  *「10年早い」といわれながらアフリカ発/系の作品等を翻訳してきてわかったこと、それはこの世界の、地球の「全体像」だった。  著書:『J・M・クッツェーと真実』『山羊と水葬』『鏡のなかのボードレール』、詩集:『風のなかの記憶』『山羊にひかれて』 『愛のスクラップブック』『記憶のゆきを踏んで』  最近の訳書に、J・M・クッツェー『その国の奥で』『ポーランドの人』『スペインの家:三つの物語』『少年時代の写真』『モラルの話』『ダスクランズ』、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『パープル・ハイビスカス』『なにかが首のまわりに』『イジェアウェレへ』 主な訳書に J・M・クッツェー『マイケル・K』『鉄の時代』 『サマータイム、青年時代、少年時代』、J・M・クッツェーとポール・オースターの往復書簡集『ヒア・アンド・ナウ』(共訳)、チママンダ・アディーチェ『アメリカーナ』『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』『半分のぼった黄色い太陽』、ゾーイ・ウィカム『デイヴィッドの物語』、ベッシー・ヘッド『優しさと力の物語』、サンドラ・シスネロス『マンゴー通り、ときどきさよなら』『サンアントニアオの青い月』、マリーズ・コンデ『心は泣いたり笑ったり』、エドウィージ・ダンティカ『アフター・ザ・ダンス』、アミラ・ハス『パレスチナから報告します』ほか。
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