エスペランサの部屋
esperanza's room by Nozomi Kubota
2024/11/21
マリーズ・コンデ『心は泣いたり笑ったり』が白水Uブックスに
›
『心は泣いたり笑ったり』 (白水Uブックス)、発売です。 単行本として青土社から出たのは、22年前の2002年12月で、年が明けて翌年の2月にマリーズ・コンデが3度目の来日をしました。そのときチラリとお会いしました。そのエピソードも、今回は訳者あとがきに代えて「さよならマリーズ...
2024/10/08
9 月末の札幌は東京なみの気温だった
›
1ヶ月以上も間があいてしまったよ〜〜〜。 とにかく今年の夏は暑かった。本当に暑かった。7月23日から始まって9月20日まで、なんと60日間も熱帯夜が続いたのだ。そのダメージは半端じゃなかった。9月に入ってからの暑さはとりわけ。 それでも仕事は容赦なく続いて、9月7日の 日経...
2024/08/28
備忘のために
›
facebookへの投稿をこちらにも残しておこう。どうもfacebookは扱いにくい。 夜に、またひとつ小さな星が墜ちた──それでも 今朝もまた、簾のように広がる黄ばんだ葉むれのなかに 若い朝顔の色鮮やかな花が10も咲いている。 花は硬い種子をたくさん残す。そして暑かった夏が終わる。
2024/08/24
海外文学の森へ 87──ダヴィド・ディオップ『夜、すべての血は黒い』
›
東京新聞火曜日に隔週で連載されるリレーコラム「海外文学の森へ 87 」、 20 日(夕刊)にダヴィド・ディオップ『夜、すべての血は黒い』加藤かおり訳(早川書房) について書きました。 *** 「知っている、わかっている」「神の真理にかけて」とたたみかける文句がいきなり目に飛...
2024/08/14
猛暑のベランダでふたたび開花する西洋クチナシ
›
毎朝たっぷり水を遣っているせいだろうか、鉢植えの西洋クチナシが元気だ。素焼きのポットでぐんぐん枝や葉を伸ばして、なんと、8月のこの猛暑のなかに蕾をつけた。そして咲いた。一輪や二輪ではない。これにはちょっと驚いている。もちろん、嬉しい驚きだ。 西洋クチナシといえば、梅雨から初夏に...
2024/07/26
朝顔すだれの透かし模様
›
このところあまりの暑さに、仕事も何もする気が起きなかったけれど、ある限界を超えると、かえってむくむくとその気が湧いてくるから不思議だ。すでに仕上げてあった原稿を2度ほど通読して、メールで送った。 今年はベランダで朝顔が咲き乱れている。文字どおり次から次へと咲くのだ。どん...
2024/07/13
『その国の奥で』が空を写して、『マイケル・K』が電子書籍になる
›
続きです! J・M・クッツェー『その国の奥で』(河出書房新社) が、あるハプニングで予定より5時間ほど遅れて、昨日の午後に篠突く雨のなか届いた。 カバーの映像が出てから実物を手にするまでの待ち遠しさは、何冊訳しても馴れることがない。ネット環境のなかった頃より、 待ち遠しさ...
2024/07/12
J・M・クッツェー『その国の奥で』のみほんが届いた
›
J・M・クッツェー『その国の奥で』(くぼたのぞみ訳、河出書房新社) J・M・クッツェーの二作目に当たる『その国の奥で In the Heart of the Country 』は、20世紀めの南アフリカ奥地で、外部世界から孤絶した農場を舞台に展開される。非常に実験的な作風...
2024/06/13
フランソワーズ・アルディの訃報、開花数が増える朝顔、そしてクチナシ
›
昨日は、爽やかな風が吹いた。そして、フランソワーズ・アルディ(1944~2024)の訃報が流れた。それからずっと「Ma Jeunesse Fout le Camp・もう森へなんか行かない──私の青春が逃げていく」を聴いていた。R.I.P.🥀 この曲をめぐる記憶については、 ...
2024/06/08
晴れた朝、おおぶりの朝顔が一輪咲いた
›
日の出が早くなってきた。 生き物の端くれである身も、だんだん早く目が覚めるようになって、曙光さすベランダに出ると、おおぶりの朝顔が一輪、予想通り咲いていた。初咲きよりも二番手がしっかりと大きい。 思えば、実の部分をいただく野菜や果物もそうだった。トマトなどは二番手がいちばん...
2024/06/05
今年初めての朝顔が咲いた
›
鳥の声で目が覚めた。ベランダの窓を開けると、ちらり。薄い赤紫の色が見える。 朝顔の花が咲いた。おなじ植木鉢に、2輪。あっちとこっちを向いて咲いている。3年ぶりの朝顔の花、種子のままじっと植木鉢の土のなかで時間をやりすごし、ようやく帰ってきた花たち、たぶん4月に蒔いた種子から。...
2024/05/21
幻視者の文学、ハン・ガン『別れを告げない』斎藤真理子訳について
›
ハン・ガン『別れを告げない』斎藤真理子訳(白水社) について、東京新聞のコラム「海外文学の森へ 81」に書きました。今日5月21日夕刊に掲載されています。 ****** これは「幻視者(ヴィジョネール)の文学」ではないか、というのが筆者の見立てだ。ヴィジョネールの作家・詩人...
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示