2022/01/11

「クロワッサン」で『山羊と水葬』が紹介されました

 1月11日発売の「クロワッサン」の Book というページに『山羊と水葬』(書肆侃侃房)が紹介されています。それは、こんなふうに始まります。

──海外文学、それもちょっと遠い国々の小説に興味がある人なら、この人の名前に見覚えがあるはずだ……主にアフリカの文学をまるで近所の友人の話を聞いているかのように滑らかに、そしていつの間にかその世界に引きこんでしまう筆致で訳す……

クッツェーの自伝的三部作を訳しながらケープタウンやヴスターを訪れたときのエピソードと、北海道で育ったころの思い出を重ねて読み解きながら、この本の魅力を伝えてくれています。Merci! Kさん!

 右下に書籍の大きな写真、左上にはMさんが撮ってくれた著者写真も。手にしているスイートピーの花束は、3日早い誕生日に、Hさんからプレゼントされたものでした。


 そして向かい側のページには、なんと、関口涼子さんが訳したシモーヌ・ド・ボーヴォワールの『離れがたき二人』(早川書房)の写真と評が! なんという偶然! 16歳のころ、サルトルと来日したボーヴォワールの『第二の性』を夢中で読んだ思い出も『山羊と水葬』には、ちょっぴり出てくるのでした。