>(1)は「フィクションと自伝の境界を無化しながら作品の奥に真実を埋めこ」み、「西欧文明のもつ残酷な合理主義と見せかけのモラリティを容赦なく批判」してきた文学者・クッツェーの凄(すご)さを伝えつつ、「自分の受けた教育の死角を知ること」こそが真の学びだと教えてくれる。
他の2点(2)天路(リービ英雄著、講談社)(3)断絶(リン・マー著、藤井光訳)との関連もしっかり押さえられていて。。。
2021年12月25日朝刊の読書欄で、これは嬉しいクリスマス・プレゼントだった。備忘のためにこちらにも書いておく。