2020/10/30

スペイン語で紹介するJMクッツェー

JMクッツェーが、オーストラリアの作家ゲイル・ジョーンズの小説がスペイン語に翻訳されたことを紹介するビデオです。スペイン語で紹介してます。映像の感じがZoomっぽいです(笑)。ゲイル・ジョーンズはニコラス・ジョーズとともに第1回「南の文学」に参加した作家で、ちょうど5年前でした! 5周年か。

2020/10/29

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェが短篇「ズィコラ/Zikora」を発表

今年の夏はアサガオがたくさん咲いて、その花を見ながら翻訳する作業を「アサガオ翻訳」などと言ったりしていましたが、訳しているのはチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの初作『パープル・ハイビスカス』です。

2003年に出た長篇で、2004年のハーストン・ライト遺産賞、2005年のコモンウェルス作家賞の初小説賞を「アフリカ」と「世界」の両方で受賞した作品です。2004年のブッカー賞のロングリストにも残り、同年オレンジ賞の最終候補にもなった作品です。

 さらに、この作品をドイツ語に翻訳した訳者ジュディス・シュヴァーブがカルプ市ヘルマン・ヘッセ賞を受賞しています。賞金がなんと1万5000ユーロ!

 そして昨日はアディーチェが短篇作品を発表、というニュースが飛び込んできました。7年ぶりだと報じられて、さっそく読みました。Zikora/ズィコラ。アマゾンのキンドルのみの発売です。

 

Zikoraズィコラとは、ナイジェリア人女性の名前です。シングルマザーとして赤ちゃんを産む緊張感にあふれる場面から始まる物語ですが、いつものようにぐんぐん読ませます。どうしてシングルマザーとして赤ちゃんを産むことになったか、赤ん坊の父親とはすごくうまくいっていたのに、妊娠した、と告げた途端に、彼は去っていくのですが、それが何故なのかズィコラにはわからない。

 それまでは、すごくうまくいっていたと思っていたのに。2人は弁護士なんです。ズィコラはナイジェリア人、相手の男性は父がガーナ人、母がアフリカン・アメリカンという説明があるだけで、どのような家庭で育ったかといった詳細はあまりわかりませんが、ズィコラ自身の母や父とのなかなか面倒な関係は物語を読むにつれて、だんだん見えてきます。

 全体で100枚ほど。アディーチェの新境地です!

   

2020/10/17

ベランダの植物たち

今日は朝から冷たい雨。金木犀の香りで始まった10月も、気温が大きく上がったり下がったりしながら半ばをすぎた。
 ブログの仕様が変わって、写真などをうまくアップできないままほぼひと月たった。そろそろ挽回しなくちゃな、というわけで、まずはこのひと月のあいだにベランダの朝顔がどうなったかを記録しておこう。


 花をつけているのが9月20日。すっかり枯れているのが今日のものだ。




  今年は蔓をぐんぐん伸ばして、花もじつによくつけた朝顔たちは、9月を境に寒さもあって月末から少しずつ枯れていった。ありがとう、朝顔、本当によく咲いてくれた。花のあとには種子がたくさんできている。茶色の皮に包まれた黒い種子。もう少したったら、枯れきったころに集めて来年にそなえようかな。

2020/10/01

金木犀の香りがして10月

窓を開けるとふわり。あまい匂いが流れこむ。金木犀の匂いだ。そうか、10月になったんだね。写真は後でアップします。 

今日から新しいマシンで仕事を再開。


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2020.10.17──結局、アップするための金木犀の写真は撮れずじまい。😂