2018/08/15

京都新聞の書評:クッツェー『モラルの話』

1945年8月15日の敗戦から73年。


共同通信配信、京都新聞に掲載された J・M・クッツェー『モラルの話』の書評全文をここに貼り付けます。
評者は谷崎由依さん。
 
言葉は内側の暴力へ向かって

 この評は、ずいぶん多くの新聞に掲載されました。
「女性が主人公の作品ばかりなのに、むしろ気づくと男性性について考えさせられている」というのは、この作品の特徴をいいあてている重要な指摘です。
 戦後73年にして、この国のありさまを考えるために、ある意味、非常に役に立つかもしれません。