2013/12/11

マンデラの追悼式典への「M&G」の批判記事

南アフリカの人々はどこに?

昨夜は3時間におよぶ「マンデラ追悼式典」をライブで観ていて、ちょっと疲れたが、ソウェトの巨大なサッカースタジアムは、たしかに、最上段の観客席はいっぱいだったけれど、その下の客席はオレンジ色の空席が広がっていた。そこまで多くの人が集まれなかった、ということだろう。
 TVカメラは当然のように貴賓席ばかり映し出す。世界中の要人が一堂に介するこんな機会はめったにないわけだから、それも無理はないのだけれど、この「メール&ガーディアンの記事」が指摘するように、確かに「南アの人びと」の姿は影が薄かった。

 





彼らにとっては聞き慣れない世界各国の要人のスピーチが延々と続くなか、ときおり、歌声が大きくなって「まだ3人のスピーチがあるから、それが終るまで待ってくれ」と頼む司会のシリル・ラマポーザのことばを聞いて、わたしでさえも、あれまあ、と思ったのも事実だ。集まったのは多分、与党ANC支持者が圧倒的に多かったのではないか、とも思う。

 それにしても、日本からの出席者の影の薄さは、あまりに際立ちすぎだ。