2009/10/01

現代詩焼くように訳してしまえ

というフレーズに目を奪われた。

今月の「水牛のように」にある藤井貞和氏の詩の一行。


高橋悠治さんの「記憶と夢のあいだ」にも刺激的なことばがならんでいる。すこし引用してみようか──。


「理論からははじまらない 眼に見えるものではなく 手をうごかし・・・中略・・・

記憶と夢のあいだ というより 思い出せないことを思い出し まだどこにもないものを夢みるのが音楽だ という ますます強くなる予測に突き動かされ 手 をうごかすなかで新しい発見がある それはまだことばになりきれないままで 途切れるとそのまま消えてしまう輪のように かたちもなく 宙に浮いている」


 十月は収穫のとき!