2009/07/05

本と旅する、アフリカ

7月6日発売の月刊誌「スタジオボイス 8月号」に、インサイド・アフリカをディープに旅するための本、を紹介しました。新旧とりまぜて、以下の7冊。

<ガイド1> 中村和恵編『世界中のアフリカへ行こう』(2009)

<ガイド2> 岡真理著『アラブ、祈りとしての文学』(2008)

<セネガル> ファトゥ・ディオム著/飛幡祐規訳『大西洋の海草のように』(2003)

<ナイジェリア> チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著/拙訳『アメリカにいる、きみ』(2007)

<コンゴ> バーバラ・キングソルヴァー著/永井喜久子訳『ボイズンウッド・バイブル』(2001)

<南アフリカ> J・M・クッツェー著/拙訳『マイケル・K』(2006)

<トランス・アフリカ> 岡崎がん著『トランス・アフリカン・レターズ』(1997)

 ほかにも中村和恵さんがアミタヴ・ゴーシュの面白そうな『In an Antique Land』を紹介していたり、管啓次郎さんが、「自分の皮膚の外はすべて異郷」とおっしゃる西江雅之氏の傑作5冊をあげていたり、なかなかの面白さです。

 ちなみに『マイケル・K』の雑誌掲載写真はなぜか、古い単行本の表紙。いま手に入るのは新しい全面改訳版<ちくま文庫>ですので、お間違いなく。