2008/09/03

「薄明かりの時間」

今月の「水牛のように」に素敵なことばが載っています。

 高橋悠治さんの「連続し高揚する運動ではなく 一音一音のあいだに静寂が煙っている薄明りの時間」ということばです。

 とりわけ「静寂が煙っている薄明かりの時間」という表現が素敵。思わず、こうして書き写してしまいました。

 「Le crépuscule du matin/朝の薄明」とか「Le crépuscule du soir/夕べの薄明」 とか、ボードレールの詩も思い出されて──。