2011/04/19

気象庁に対するしごくまっとうな要望

今日の武田邦彦氏のブログ──これから:漏れる量と気象の重要性から引用します。

「もし気象庁が、国民の側に立ってくれて、毎日、福島原発からの気流を計算し、「漏洩した放射性物質がどのような状態で、何日後にどこに到達するという予報」を出してもらえば、私達は大変に助かります。
 福島原発の子供たちのことを考えて、気象庁はぜひ予報を発表してもらいたいと思います。
 もしこれが発表されれば、風下に住んでいる子供たちのお母さんは、その日にマスクをさせるとかいろいろな防御ができるからです。

「台風が来るから危険だ」という予報と全く同じですから、気象庁もこれまでの経緯にとらわれず、ぜひ明日から放射性物質がどこに飛ぶかという予報をお願いしたいと思います。

 気象庁は政府からの命令で発表が禁止されていると思いますが、「公務員の守秘義務、命令違反」の判例から言えば、公務員の業務であっても、それをマル秘にするかどうかは、あくまでも国民が公表によって損をするかどうかで決定されます。
 すでに、放射性物質の流出はある程度落ち着いているのですから、これまで政府が情報を隠してきた理由・・・著しい風評が起こって混乱が起こる・・・ということはないのですから、積極的に予報を出してもらいたいと思います。

・・・・・・・・・具体的には・・・・・・

 福島原発の状態は東電が知っています。
 東電は今回の事故で深く反省しているでしょう。できるだけ国民に迷惑かけないように、「どのくらいの放射性物質がいつどのような状態で出るのか」の速報出し続けてください。

 東電から速報が出たら、そのデータに基づいて気象庁は直ちに気流計算をして、福島原発から出た放射性物質が「何時間後に、どこに到達するか」という予報を出してください。
 気象庁から予報が出たらそれを直ちにメディアはテレビで放送してくれれば、国民はそれに備えることができます。
・・・・・・・・・
今まで「予報だから不確実だ。だから発表しない」と気象庁は言っていますが、台風予報も、噴煙の予報も、また花粉予報もしているのですから、放射性物質の予報もぜひお願いしたいと思います。

 現在の状態は気象庁が、放射性物質の予報するのが怖い、つまり影響が大きすぎるので発表しないというスタンスですが、それは「台風が巨大なので怖くて発表できない。被害の出ないような小さな台風なら予報する」ということと同じです。
 もっと強い職務意識と覚悟を持って国民のために働いてもらいたいと思います。

 気象学者の人にもお願いしたいと思います。
 気象学者の人で気流計算ができる方がおられると思いますので、日本気象学会の理事長の「隠せ」という指示など聞かずに、憲法23条に定められた学問の自由を生かして、できるだけ福島原発からの気流予報をネット上で発表してもらいたいと思います。
 少しでもデータがあることが、お母さんばかりでなく、スポーツをする人、畑を耕す人、また漁業する人に大きく役立つと思うからです。」

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以上、ちょっと長い引用でしたが、子どもをもつ親の立場に立った、生活者としてのしごくまっとうな意見だと思います。